KPI撮影機材 > ホースマン製品 > Horseman Axella > アオリのテクニック


フレキシブルに動く蛇腹を利用して、レンズ部とカメラ部をそれぞれ自由に動かし、ピント面のコントロール、パースペクティブのコントロール、そしてフレーミングのコントロールを行います。
チルト、スイング、ライズ/フォール、シフトの4つの基本操作から様々な表現効果が得られます。
 
アオリを使えば奥行きのある被写体の全面にピントを合わせることができます。これは光軸を調整してピント面をコントロールする方法です。また、意図的にピントをボカすこともできるので、動画では効果的なボケ味のコントロールに使用されます。
逆チルトアオリを使用して、一部にのみピントを合わせます。
商品撮影に使用され、雰囲気のある写真に仕上がります。

通常カメラに遠い部分は小さく、近い部分は大きく写ります。建物や箱ものの垂直線が傾いて被写体の形が変わってしまう場合にはアオリを使ってパースペクティブをコントロールし、形の歪みを修正することができます。

意図的に形を強調することもできます。被写体の形を誇張することで、
よりイメージを高めることができます。
フレーミングを調整する場合、通常の撮影ではカメラの向きを変えるか、三脚ごと動かすか、レンズ交換するといった方法をとりますが、アオリのできるカメラではレンズのイメージサークル内でレンズ部またはバック部を上下左右に移動させることにより、同じカメラ位置からでもフレーミングをコントロールすることができます。
カメラ側のバックアオリを使用し、画面をズラして撮影する、ステッチング撮影が可能です。フルサイズセンサーで4枚ステッチングを行うと、デジタルカメラバックに匹敵する画面サイズにもなり、さらによりワイドな画像を得る事ができます。バックアオリ操作にはスピルトンギアを採用。画面のズレを最小限に抑え、撮影も後処理も大変楽に行えます。