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ホースマンL型アームは、ホースマンの長年にわたる研究と卓越した技術によって生まれた高精度の支持装置です。
片側支持にもかかわらず、極めて高い安定性と堅牢性を保持し、画期的なメカニズムである「画軸支点アオリ」を導入。
アオリ操作を確実にしかも簡単に行う、理想のアオリを実現しました。
 
 ホースマンAxellaのチルト/スイング軸はデジタルカメラのセンサー面に設計されている「画軸支点アオリ」です。バックアオリを使用しても中心部のピントや構図のズレが起こりません。アオリ使用後の画像、ピントの再調整*1の必要がありませんので、スピーディな撮影が可能です。 
*1  Aの写真をチルトアオリを使用して撮影する場合、チルト軸がセンサー面からズレていると、Bの写真の様に構図やピントのズレが起こり、再調整が必要になります。  


M.F.D.(メインフレームドライブ)機構は、画軸支点アオリをさらに進化させ、主体枠部を平行移動させる可変システム。チルトアオリにより、斜めの被写体にピントを得る場合、被写体のポイントが画面の中心よりズレている時、チルト軸の位置を20mmの範囲内で移動させることができます。被写体のポイントはスケールにより正確に設定できます。ホースマンAxellaはこのM.F.D.機構を使用したライズ/フォールを採用しており、チルトアオリを使った撮影でピント合わせ後のフレーミングの微調整に活躍します。フロント部ではレンズ面に対して平行に、バック部ではセンサー面対して平行に移動します。このためチルト操作によって設定されたフォーカス面は維持されるので、ピントのズレが生じません。縦方向のステッチングも容易に行えます。
金属製ならではの堅牢性と優れた耐久性を保ちながら、限界まで軽量・コンパクト化に挑戦、実現しています。重さはたったの3kg。蛇腹を外しL型アームを90度スイングさせて平行にすれば、厚みは65mmでデジタルカメラやレンズ、アクセサリーと共に、コンパクトに収納できます。
ホースマンAxellaは最短フランジバック30mmを実現。デジタルカメラバック使用時には、HR ディガロンS 23mm、アポシロナーデジタル35mm等のデジタルレンズが使用できます。ビューカメラでは不可能とされていたデジタルカメラバックでの広角撮影を実現しました。また、蛇腹を最大に伸ばすとフランジバックは175mmですので150mmレンズの使用はもちろん、 80mmレンズでの等倍撮影が可能になります。
蛇腹を伸ばし、露出補正するだけで、特別なアクセサリーを使わずに簡単に接写をすることができます。レンズの焦点距離と蛇腹の長さで被写体の倍率を決めることもできます。