Horseman Axella SX
Axella SX Catalogカタログ
特 長
システムチャート
仕様/価格
アオリ撮影

アオリ撮影

アオリ撮影には大きなイメージサークルが必要です

デジタルカメラ用レンズのイメージサークルは、カメラのセンサーをギリギリカバーする大きさに設計されています。アオリを使用するには、より大きなイメージサークルが必要になります。大判カメラ用レンズは大きなイメージサークルを持ち、フルサイズやデジタルバックの大型センサーでも十分なアオリ撮影が可能になります。
豊富なアオリ量

イメージサークルとアオリ

レンズを通った光はセンサー面で円形に像を結びます。この像の中心から周辺に行くにしたがって照度は低下し、次第に見えなくなります。
円形に結像した範囲内で撮影に差しつかえない照度や鮮明な画像の得られる範囲を「イメージサークル」と言います。
イメージサークルはレンズの焦点距離、タイプ、構成によってそれぞれ大きさが異なりますので、アオリを使った撮影の前には確認が必要です。
アオリを使った撮影では、レンズのイメージサークル内でセンサー面を移動させますので、イメージサークルとセンサーの大きさの組み合わせによって、アオリの分量に対する許容量が決まり、それによってアオリ機構が制限されることになります。イメージサークルの大きさを超えてアオリを使うと「ケラレ」が生じます。

フレーミングのコントロール

フレーミングを調整する場合、通常の撮影ではカメラの向きを変えるか、三脚ごと動かすか、レンズ交換するといった方法をとりますが、アオリのできるカメラではレンズのイメージサークル内でレンズ部またはバック部を上下左右に移動させることにより、同じカメラ位置からでもフレーミングをコントロールすることができます。
フレーミング

ピントのコントロール

アオリを使えば奥行きのある被写体の全面にピントを合わせることができます。これは光軸を調整してピント面をコントロールする方法です。また、意図的にピントをボカすこともできるので、動画では効果的なボケ味のコントロールに使用されます。
ピント
逆チルトアオリを使用して、一部にのみピントを合わせます。商品撮影に使用され、雰囲気のある写真に仕上がります。
ピント

パースペクティブのコントロール

通常カメラに遠い部分は小さく、近い部分は大きく写ります。建物や箱ものの垂直線が傾いて被写体の形が変わってしまう場合にはアオリを使ってパースペクティブをコントロールし、形の歪みを修正することができます。
パースペクティブ

また、意図的に形を強調することもできます。被写体の形を誇張することで、よりイメージを高めることができます。
形を強調

↑TOP